NHKのクローズアップ現代で
電子マネーの特集がありました。
小額の支払が便利になるよというくらいの話かと思っていたら
世の商売が根本的に変わってきそうな話に。
今や大注目の電子マネーですが
利用者にとって簡単になるというメリットの他に、
企業にとっての大きなメリットがあります。
それが顧客の購買情報を取得できるということ。
今までは何が何個売れたという情報しか取れなかったものが
電子マネーの普及により「誰が」が認識できることになります。
この「誰」は「広島の○○さん」といった個人の情報ということではなく
「特定はできないどこかのAさん」が今日買ったもの、昨日買ったものを
時系列で追えるという意味です。
これにより顧客へのアプローチが変わってきます。
同じ商品でもいつも同じ人が買うのか違う人が買うのかで仕入れを変えたり
常連さんに対する値引きサービスなんてのも実行できます。
小売で細かい分析をする典型はコンビニですが
各社が電子マネーに積極的なのはこんな背景もあったんですね。
一般消費者向けのお店はほとんどこの影響を受けると思います。
例えば飲食店などでもデータ分析により
顧客サービスを細やかにしていくことが求められそうです。
大手チェーンは必要に応じて対策を取ってくると思いますが
個人店などとの環境格差がさらに広がってしまうかもしれません。
日々の営業で手一杯のところはデータ分析なんてしてられないですもんね。
電子マネーの普及は支払方法が増えるくらいに思っていましたが
データ分析の重要性がすごく高くなってきそうですね。
世の中のマーケッターに対する需要が急増しそうです。
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