教えてもらった言葉。
ワーク・シフトに出てくる「ポッセ」に関連して
「意図的な協働関係」という言葉を教えてもらました。
調べてみるとコーチングで使われる用語のようです。
元々の英語は Designed Alliance なので
直訳するとデザインされたアライアンス(同盟)。
一緒に何かをする2人がいた時に
なんとなくお互いが役割や方向性をすり合わせるとかではなく
ちゃんと話し合って明示的な関係を作るということでしょうか。
これって日本人が苦手とする部分ではないかと思います。
「言わなくてもわかる/わかれ」みたいなのが
文化としてありますよね。
暗黙の了解の元に協業できるということは
すごいことなんだとは思いますが
それを成り立たせるための土台が徐々に崩壊してきています。
これって村社会とか、家としての会社組織とか
そういうものの上にあって成り立つものですが
その土台が薄れているのに察することを求められることで
個人への負担が大きくなっていないでしょうか。
最近見た夫婦関係に関するネット記事で
「エスパーじゃないんだから言葉にしないものを察しろというのは無理」
というのが印象に残っていますが、夫婦以外の人間関係でも同じかと。
察する、空気を読むというのは社会で生きていく上で
必要なスキルではありますが過度に求めると疲弊します。
これからは「お互いの求めるものを明示化できる」スキルが
ストレスを減らすキーになるでしょう。
話は戻って、ポッセとかソーシャル・キャピタルを考えた時にも
この「意図的な」という部分が重要になると思います。
仕事の場合はまだ目的が明確なことが多いですが
仕事外になるとそれもないため
相手の意図を「察する」にはそれこそエスパー並みの能力が必要になります。
自分の希望を察してほしかったり、そもそも意識化していなかったりするものを
コミュニケーション能力の高い人達が明示化してつなげていくことで
高いソーシャル・キャピタルが生まれていくんでしょうね。
僕はこの明示化は苦手で「察して欲しい」と思ってしまうタイプなので(笑)
コミュニケーション能力が高い人に助けてもらいたいです。
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